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gnome配給作品

クロード・ミレール映画祭
上映中

ヌーヴェル・ヴァーグの正統な後継者クロード・ミレール、『なまいきシャルロット』ほか伝説の名作群がHDリマスター版で蘇る!

ロベール・ブレッソン、ジャン=リュック・ゴダール、ジャック・ドゥミ、フランワ・トリュフォーら映画史に燦然と輝くフランス映画の巨匠たちの助監督や製作主任としてキャリアをスタートさせたクロード・ミレール。監督デビュー後、圧倒的な手腕を示し、ヌーヴェル・ヴァーグの正統な後継者と呼ばれた彼は、巧みな演出術で、俳優たちの魅力を最大限に引き出した。シャルロット・ゲンズブールは彼に見出され名優の第一歩を踏み出し、ミシェル・セロー、リュディビーヌ・サニエなどは彼の演出によって新たな境地を切り拓いた。 ミレールが好んで撮ったのは、繊細でありながらエネルギッシュに生きる若者の心情や、人間の心に潜む理屈では割り切れない複雑な感情。周りとの関係性や状況によって揺れ動く人間の心理を独自の作家性で描きながら、観客との共感を常に意識し映画を作り上げてきた。生誕80周年を迎える本年、本邦劇場初公開作品を含む伝説の名作たちをHDリマスター版で一挙公開!

公式HP
https://claudemiller80.com/

『スザンヌ、16歳』

スニーカーと生意気な白いシャツ…夏がはじまるー

カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション認定、世界各国の評論家や観客がこの若すぎる才能に驚嘆した! 2000年生まれの超新鋭スザンヌ・ランドン、鮮烈なるデビュー! スザンヌは16歳。多感な年ごろの彼女は最近、同年代の友人たちに退屈している。恋に憧れてはいるが、学校の男子たちにもあまり魅力を感じない。ある日彼女は、通学途中にある劇場の前で、年の離れた舞台俳優ラファエルと出会い、彼に夢中になるが…。 本作の脚本、監督、主演を務めたスザンヌ・ランドンは、2000年、フランスの名優ヴァンサン・ランドンとサンドリーヌ・キベルランの長女として生まれ、15歳で本作を執筆。誰にも打ち明けられず、心の内に抱えていた思春期特有の憂うつや恋愛への憧れを脚本へと昇華させた。そしてこの脚本を元に映画制作に着手。主演として複雑で不安定な思春期の少女の内面を体現し、監督としてその繊細さを飛び抜けた瑞々しさでスクリーンに映し出した。フランス映画界にかつてないほどの若さで登場した監督が描く、ヒリヒリと甘酸っぱい思春期の物語が遂に日本公開! 監督・脚本: スザンヌ・ランドン 編集:パスカル・シャヴァンス、⾳楽:ヴァンサン・ドレルム 【CAST】スザンヌ・ランドン、アルノー・ヴァロワ(『BPMビート・パー・ミニット』)、フレデリク・ピエロ、フロラン ス・ヴィアラ、レベッカ・マルデール

公式HP
http://suzanne16.com/

『衝動ー世界で唯一のダンサオーラ』

伝説のバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフがひざまずいて敬意を表した、驚異の天才フラメンコダンサー、ロシオ・モリーナによる異次元のステージに迫る!

唯一無二のパフォーマンスで、舞踊界のみならず舞台芸術やアート界へも衝撃を与え続けるスペインの天才フラメンコダンサー、ロシオ・モリーナのステージの創作現場を追ったドキュメンタリー。パリのエッフェル塔を臨むフランス国立シャイヨー劇場での新作「カイーダ・デル・シエロ」上演までの道のりに密着。創作、練習、ステージの現場が映し出されると同時に、フラメンコ界の重鎮たちや、共に作品を作り上げるミュージシャン仲間、家族へのインタビューを通して、アーティストとしてのロシオ個人にも迫る。監督・脚本:エミリオ・ベルモンテ 出演:ロシオ・モリーナ ホセ・アンヘル・カルモナ エドアルド・トラシエラオルーコ パブロ・マルティン・ジョーンズ ラ・チャナ

公式HP
https://impulso-film.com/

フレディ・M・ムーラー特集「マウンテン・トリロジー」/『山の焚火』

映画史に燦然と輝く“山”映画の最高峰、『山の焚火』。巨匠フレディ・M・ムーラーの伝説の傑作が35年の歳月を経てデジタルリマスターで甦る! 『我ら山人たち』『緑の山』を合わせた三部作一挙公開!

ダニエル・シュミットやアラン・タネールらと並び、1960年代後半に起こったスイス映画の新しい潮流「ヌーヴォー・シネマ・スイス」の旗手として知られる、フレディ・M・ムーラー。『山の焚火』は、1985年に発表され、ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)を獲得し、世界にムーラーの名を轟かせた。 広大なアルプスの山腹。人々から隔絶された地で、ほぼ自給自足の生活を送る4人家族。10代半ばの聾啞の弟は、その不自由さゆえに時に苛立つこともあるが、姉と両親の愛情を一身に受け健やかに育つ。ある日、草刈り機が故障したことに腹を立てた弟は、それを投げ捨て、父の怒りを買う。家を飛び出し山小屋に隠れ、一人で生活をする弟。そこに食料などを届ける姉。二人は山頂で焚火を囲み楽しい時間を過ごすが、やがて姉の妊娠が発覚し……。 雄大な自然に囲まれた美しく神話的な世界。その中に潜む人間のリアリティが、画面から溢れ出す。 スイスのアルプルを舞台にした2本のドキュメンタリー『我ら山人たちー我々山国の人間が山間に住むのは我々のせいではない』『緑の山』を合わせた三部作を一挙公開!

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https://gnome15.com/mountain/

『悲しみに、こんにちは』

かつて少女だった私たちへー

小さな子どもから少女へと至る、人生でもっとも異質な時間。 幼き心がはじめて生と死に触れる“特別な夏”を瑞々しく描いた少女映画の名作誕生!! フリダは、荷物がダンボールに詰められるのを静かに見つめていた。その姿は、まるで母親が最後に残していった置物のようだ。母親を亡くし一人になった彼女は、バルセロナからカタルーニャの田舎へ引っ越し、若い叔父夫婦の元で暮らすことになる。叔父と叔母、そして幼いいとこのアナは、家族の一員としてフリダを温かく迎え入れるが、彼女が新しい家族に馴染むのにはとても時間がかかり・・・。 脚本・監督:カルラ・シモン CAST:ライラ・アルティガス、パウラ・ロブレス、ブルーナ・クッシ、ダビド・ヴェルダグエル、フェルミ・レイザック

公式HP
http://kana-shimi.com/

『動くな、死ね、甦れ!』

突如として現れ、世界を驚嘆させた天才ヴィターリー・カネフスキーが生み出した“映画の奇跡”

第二次大戦直後、ソビエトの極東にある炭鉱町スーチャン。収容所地帯と化したこの町では、強制労働を強いられる受刑者や捕虜、職にあぶれ無気力な者、酔っ払いが溢れ、窃盗や暴力が横行していた。そんな殺伐とした空気に満ちた町に生きる少年ワレルカ。純粋無垢だが不良ぶっている彼は、たびたび騒動を引き起こす。そんなワレルカの前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれる幼なじみの少女ガリーヤ。 二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、学校を退学になったワレルカが町から逃亡することで、彼らの運命はとんでもない方向へ転じていくのだった・・・。 ★1990年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞 ★1990年フランダース映画祭グランプリ 監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー、撮影監督:ウラジミール・ブリャリャコフ CAST:ディナーラ・ドルカーロワ、パーヴェル・ナザーロフ、エレーナ・ポポワ

公式HP
http://the-art-theater.com/

『わすれな草』

世界中が笑って泣いた!ドイツ式"最後の時間"の寄り添い方

ダーヴィットはフランクフルト近郊の実家へ帰ってきた。認知症になった母の世話を手伝うためだ。父は、長年一人で介護をしてきたが、さすがに疲れてしまったらしい。ダーヴィットは母の世話をしながら、母の波乱の人生と、共に過ごす最期の時間を映像に記録するー。
文部科学省特別選定(社会教育:青年/成人向け)
監督:ダーヴィット・ジーヴェキング
出演:グレーテル・ジーヴェキング、マルテ・ジーヴェキング、ダーヴィット・ジーヴェキング

公式HP
https://www.gnome15.com/wasurenagusa/

『神聖なる一族24人の娘たち』

世界に平和を!自然崇拝と大らかな性で人生を謳歌する娘たちの摩訶不思議な世界がベールをぬぐー。

500年もの間、ロシア西部のヴォルガ河畔で独自の言語と文化を保ってきたマリ人たち。どこにもない宗教や世界観を持つこの民族には、今も様々な伝承が息づいている。本作は、マリ人の女性にまつわる説話を映画化。ロシア版「遠野物語」や「アイヌ民話」のような、優しくて哀しい不思議な物語集。
監督:アレクセイ・フェドルチェンコ 原作・脚本:デニス・オソーキン
CAST:ユーリア・アウグ、ヤーナ・エシポヴィッチ、ワシーリー・ドムラチェフ

公式HP
http://24musume-movie.net/

シーズン・オブ・レイ(特集上映)
(『チャルラータ』『ビッグ・シティ』)

2Kデジタルリマスターでよみがえる、巨匠サタジット・レイの最高傑作!

作家・音楽家・グラフィックデザイナーなど、多彩な才能で知られるインドの巨匠サタジット・レイ。自他ともに認める最高傑作『チャルラータ』を、日本で40年ぶりに上映!姉妹編ともいえる『ビッグシティ』も同時上映。
いずれの作品もレイが監督、脚色、音楽を担当し、ベルリン国際映画祭で2年連続「監督賞」を受賞。

『チャルラータ』(1964年)
原作:ラビンドラナート・タゴール 出演:マドビ・ムカージー、ショウミットロ・チャンタージ

『ビッグ・シティ』(1963年)
原作:ナレンドラナート・ミットラ 出演:マドビ・ムカージー、アニル・チャタージー

公式HP
http://www.season-ray.com/

『カミーユ、恋はふたたび』

過去の恋に、未来の幸せのヒントがある

パリ在住のカミーユは人生の折り返し地点。上手くいかない人生の慰めはネコとお酒。そんな彼女は、25年も連れ添った旦那に若い彼女を作られ離婚を言い渡された。どん底に落ちたカミーユは、心機一転、パーティーで大はしゃぎするが、酔っぱらって転倒し意識を失う。そして、気がつくと、学生時代にタイムスリップしていた!
監督・脚本:ノエミ・ルヴォウスキー
CAST:ノエミ・ルヴォウスキー、ジュディット・シュムラ、ヨランド・モロー、ジャン=ピエール・レオー

公式HP
http://camille-futatabi.com/

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